安価な外国産商品の台頭で市場シェアを失ったことから、今では国内で販売されている畳の8割が海外からの輸入商品となっています。日本固有の文化が、海外製品によって支えられているという現実。今後こうした状況に、ますます拍車がかかっていくことが予想されます。
※農林水産省2015年発表「いぐさの生産量および畳表輸入量の推移」
安価な外国産商品の台頭で市場シェアを失ったことから、今では国内で販売されている畳の8割が海外からの輸入商品となっています。日本固有の文化が、海外製品によって支えられているという現実。今後こうした状況に、ますます拍車がかかっていくことが予想されます。
※農林水産省2015年発表「いぐさの生産量および畳表輸入量の推移」
洋式の住宅スタイルがすっかり定着したことで、畳の需要はますます減少しています。ピーク時には10,400戸を数えた熊本いぐさ農家の数も、今では500戸程度に。いぐさの栽培技術の継承、国産いぐさの安定供給という観点から、こうした傾向に歯止めをかえることが必要です。
※農林水産省2015年発表「作物統計」いぐさ生産農家戸数の推移